

今月の時の旦那のゲストは大志さんです。大志さんは富士夢祭りというイベントを主催されていますが、ご存じない方のために簡単に自己紹介をお願いします。

自分は夢のイベントをやっているのですごくポジティブだと思われがちなんですが、本当の自分が何者かわからなくて苦しみ、「何のために生きているのか」とか、
自分はもう人生駄目なのではないか?」と落ち込む傾向がありました。実際、二十三歳で働き始めてから、7回も転職しているんです。その中で一番下まで落ちた時に、起業してみようと思ったんです。それで、『レトロタイムマシン』というカフェを経営するということになりました。

それは何歳の時ですか?

二十七歳頃ですね。それまで成功哲学を勉強していたので、「自分の好きな事はなんだろう?」と徹底的に考えました。そうしたら「子供の頃やっていたことが一番楽しい!」と気付いたんです。ですから、自分の子供時代の秘密基地をコンセプトにして作ろうと思ったんです。

なるほど。

その『レトロタイムマシン』というお店には初代ファミコン、スーパーファミコンのカセットは、ほぼ全種類あって、漫画も集めました。料理なんてそれまで一回も作った事もなかったのですが、半年後に店を作るという決意どおり、ぴったり半年後にオープンすることができました。料理がおいしいと評判で東海地区のカフェ飯部門でグランプリもとったんですよ。

すごい行動力ですね。

その店は、お店のアルバイト募集をすると350人も人が来るくらいの人気店でした。テレビの取材も来たりして、すごく順調に進んでいました。2店舗経営していて、フランチャイズ店で3店舗目となった時に、ふと考えたのです。もし自分がこのまま成功していって20店舗、30店舗となった時に「本当にそれが自分がやりたいことか?」ともう一回考えたんです。すると、成功しても幸せになれないという事に気が付いたのです。

成功しても幸せになれない?

成功するためにやってきたのに、幸せはそんなものではないと気づいたんです。だから本当に自分のやりたい事をスタッフにやらせようとして、夜8時には漫画喫茶に関わらず真っ暗にしてライブをやったりして、店を新たに進化させる方向に進みました。「本当の秘密基地ってなんだ?」というところにフォーカスしたんです。
次のステージとしては「店だけではなく外でも遊ぼうよ!」というテーマで公園に300人位集めて、靴飛ばしとか、宝探しとかもしてみました。それで、もっとみんなとつながり大きな事ができるんじゃないかと考えた結果が富士夢祭りになったのです。

僕の印象だと、大志さんのインスピレーションで富士夢祭りが生まれたと思っていたのですが、みんなの自然な流れの中であったのですね。

そうですね、自然な流れですね。でもエネルギーというのは、臨界点を越えたときにインスピレーションとして降りてくるんです。お店は1つのステップに過ぎなくて、7回の転職も全てステップにしか過ぎないんです。全てに意味があって富士夢祭りができたんです。あと、当時は自殺などの暗いニュースばっかりでした。そこで何か、みんながはっと目覚めるようなことしたいなぁと思ったんです。日本列島が暗いのであれば、ぱぁっと光を灯してやろうと思って、閃光のように輝いたイメージをしたんです。すると、みんな目覚めるんじゃないかと思ってね。じゃあどうしたらいいのかと考えた時に、日本列島を輝かせるイメージだったので、一番高い場所、富士山しかない!となったんです。富士山の上で日本一巨大な花火を打ち上げる!という感じです。

富士山の山頂に登って夢ハンカチを集めて、火口で繋げるイベントを普通は発想できないと思うのですけど、富士山と思いついた後に、『愛ある夢』を集めようと思った理由は何なのですか?

日本一の巨大な花火を打ち上げて、沢山のハッピーニュースが流れるのではないかと思ったんですが、一人でやってもただの自己満足にすぎないと思ったんですよ。
そこで数百人だけでやるのではなく、人類みんなが引き寄せられるようなイベントにしたいと思った。

引き寄せられる。

夢が夢を呼び、引き寄せられるようなものにしたいなと思ったんです。世間では恐れの中で生きている人が多いですよね。恐れから行動してはいけない。お金を稼ぐのも大切。家族も大切。でも「本当の自分を生きていますか?」というところで「あなたの夢、あなたの本当にしたい事はなんですか?」それを聞き続ける事が宝だと思ったのですよ。

聞き続ける事がですね。

聞く事、聞き続ける事。それは大志自身も本当の夢が分からなかったからです。自分自身がわからないのであれば、人に聞き続けることが大事だと思って。だから人に聞きながらハンカチに夢を書いてもらい、その希望を夢ハンカチとして赤い糸で繋いでいくのです。そこで全ての人類が繋がるんじゃないかと思いました。
夢と夢が繋いだ巨大な夢、志がさらに大きな志、高い志になったら、それはいい事に違いない。あとは噴火口に巻いた理由は、「100匹の猿現象」ってあるんですけども、日本の意識の臨界点はどこかって考えたのですよ。一人一人の夢が希望のあるエネルギーであれば、富士山の噴火口を巻いたら、きっと日本の臨界点を越すだろうと勝手に決めたんですよ(笑)

勝手に決めたんですね(笑)

勝手に決めていいんですよ、こんなの。勝手に決めて、本当にストーリーがよければそれでいいんですよ。本気になって噴火口に巻いたら、意識の臨界点を超えて、きっとみんなは「あぁ、そうか!」と気づき始める、目覚め始めるんじゃないかと思ったんです。そして、日本だけでなく、地球の意識の臨界点も越えてしまうと感じたのです。

実際にハンカチは今までで何万枚集められたのですか?

累計で七万枚ですね。三年間で4回の富士夢祭りを開催しました。

毎回一万枚以上のハンカチを集めているわけですよね。

正直言ってハンカチ代や郵送費もかなりの額になります。大きなことになるならその為にはまず、会社やNPOを設立しなければならないって思うわけじゃないですか?自分は成功哲学の勉強をしてきたので、どんな本にも書いてあるんです。でもそんな事なくて、本当に想いがあれば全ての意識が繋がる。集合意識で繋がっているのであれば絶対にできるというのを信じただけです。

なるほど。

昨年の話でいうと、ドリームリングが富士山の噴火口を17000枚巻きました。でもそれだけではなくて、北海道の羊蹄山や石垣島や愛地球博会場やサンフランシスコピークスやシャスタ山や台湾でも巻かれたんです。これって普通一人でできないじゃないですか。予算だけでも1億円は越すはずです、普通にやれば。でもお金が無くてもできるんです。この証明をしたかったんですよ。

なるほど。

勇気になりませんか。ワクワクのエネルギーはそこまですごいのかとね。自分はそれを子供たちから教えてもらったんですよ。「何のために?」ではなく、楽しいからやるっていう事を。もちろん「何のために?」が大切な時期もあるのです。しかも成功哲学的な時には、「何のために?」が必要なんですよ。でも、子供たちがどんぐりを集めているのに、「何のために集めているの?」って聞いたらナンセンスな質問じゃないですか。砂遊びしていて「何のために?」って聞いてもわからないはずです。楽しいからやっているだけですからね。
だから自分達も子供たちのようにわくわく感だけで始めていいのです。仕事とか目標を達成する時には「何のために?」が必要になりますが、「愛ある夢を」もって本当の幸せを得たいのであれば、「何のために?」は必要ない。それに気づいたのですよ。

そうですね。


まず人は第1フェーズでは、子供のようにそのままを生きているわけです。第2フェーズ
で大人になりいろいろな「理」を学ぶ。「理」を学ぶと、まず達成しようとするわけですよ。
そして第3フェーズでその臨界点を超えた時、両方を兼ね備えた形になるのです。これ
は「何のために?」を否定しているわけではなくて、第1フェーズ、第2フェーズ、第3フェ
ーズになる成長段階が必要であって、第2フェーズの時には『なんのために?』が必要
なんです。第3フェーズでは必要がなくなるのです
例えば地球環境問題で言うと、二酸化炭素を減らそうとするわけじゃないですか。すご
い大切な事だと思います。でも、減らそうと思った時に何が起こるかというと、減らす事
が目的となる。目的に、「何のために? 」をすると、二酸化炭素を敵に回しちゃうわけで
すよ。二酸化炭素を減らすのが正義になっちゃうから。正義を作ると悪も作っちゃう。す
ると、二酸化炭素を減らそうとすればするほど、二酸化炭素に執着しちゃうから、結局
悪いイメージで二酸化炭素を引き寄せちゃうんですよ。一番いいのは自分が生きいて
て、「ありがとう」という気持ちとか、「嬉しい」とか「大好き」だよとかそういう二酸化炭素
を吐き続ける事。世界が変わるのは何かを変えようとするエネルギーではなく、自分が
爆発して発するエネルギーでしか世界は変化しないんです。

なるほど。

しかし、逆に今この地球環境問題が悪くなっているのもチャンスなんですよ。国境を越えてみんなで一つになろうよって、そういう時が来たよって神様が教えてくれているんです。「お前の国は何%の二酸化炭素を減らせ! 」とか偉そうに言うのでなく、ただ本当に思いやりを持って一人一人が生きる事。地球から頂いているこの私の生命や細胞を、「100%生かして生きてごらん」って神様に言われているんですよ。それが最高の地球の為であり宇宙の為でしょうと思うのです。だったら「本当の自分を生きてごらん」って「愛ある夢を!」っていう風に誰かに聞き続けることが大切じゃないかなって、思っています。

なるほど。すごくよく分かりました。本当に不思議なご縁で、どんどんハンカチが集まってくるという事象が起きているわけですよね。しかも皇太子陛下も実際に富士山頂でお会いされたと伺いましたが。

今、「引き寄せの法則」が流行っていますが、本当は引き寄せてないと思うんですよ。自分から発信して山彦のように帰ってきているだけなんですね。しかし、ほとんどの人が成功だけを引き寄せようとしているので、他者や競合のお金も引き寄せようとしています。そうやって戦いをやっているのではないでしょうか。これは奪い合いをしているだけなのです。

確かにそうですね。

引き寄せと奪い合いが混同してしまっている。お金を引き寄せようとするより、愛を発信した時に、それに見合ったエネルギーが帰って来るだけなんです。発信されて、宇宙の奥の奥から帰ってきた時に、そのエネルギーと同じものを引き寄せてくるんですよ。それで具現化するんですね。

では皇太子陛下のエネルギーを発したということですか。

それに似ている愛ある夢を抱いたってことですね。「皇太子陛下、来てください!」ってことではなく、夢ハンカチに「皇太子陛下と友達になる!」って書いたんですよ。一枚のハンカチに書くという行為は、例えばちっちゃい子から、おじいちゃん、おばぁちゃんまで、そして、皇太子陛下も同じ一枚なんですよ。みんな同じ人間でしょう?
ダライラマもそう。ダライラマも赤い糸でハンカチを縫っていたら面白いじゃないですか。国旗に夢を書いて、一人ずつ国の人たちが縫っていくと「もう手を繋ごうよ!」となるはずなんです。ちなみに皇太子陛下は、ちょうど2月23日生まれで、『富士山』の日が誕生日なんですよ。天皇陛下も『いい富士山』の日(12月23日)生まれなんですよね。

本当ですね。

富士山は偉大です。富士山は美しいエネルギーそのものです。だから富士山を始めて見たとき誰もが喜ぶんですよ。「富士山むかつく!」って人はいないんですよ。

確かに聞かないですね。

富士山や地球が嫌いという人はいないじゃないですか。それはエネルギーそのものであるから。特に日本人で富士山が嫌いという人は聞かない。だったらその富士山という素敵なパワースポットで、感動的なことやったら、きっとおもしろいことになるはずなんです。でも、もし何かが起きなくてももいいんですよ。ただ楽しいからやっているので、結果は求めてないです。

ただ楽しいからやるという事で、本当にその楽しさが伝わっていろいろな奇跡が起きていますが、大志さんの中で気をつけていることはありますか

純粋さ、天真爛漫さ。「まごころに 天真爛漫 花咲かす」という竹田和平さんの言葉がありますが、これしかないですよね。和平さんの他の言葉で言うと「大和心よ美しかれ!」というフレーズ。自分はこれ以外の事はやりたくないですね。「大和心」っていうのは何か分かんないですけど、それが「愛」って言ってもいいし、「自由」って言ってもいいし、「芸術」って言ってもいい。何だっていいんですよ。その「魂のままに生きる事」なんですよ。そこに感動するんです。

そうですよね。ただ、純粋で無邪気にやっているだけではないと思うのですよ。本当に言った事を、そのまま実行しようとするし、実際形にしている。そういう本気度を感じていると、お手伝いしたくなっちゃうのだと感じています。「本気で生きたい」「純粋で生きたい」っていうのはみんな分かっている。でも、それを実際にやり始めるきっかけが必要だと思うんですけど、そういった人たちに向けて、何かアドバイスはありますか。

憧れた人について行くことですね。自分だったら4年前、まず中村文昭さん、てんつくマン、本田健さん等、みんなについて行きました。みなさん、いろんな個性があるんです。文昭色、てんつくマン色、本田健色。人にはそれぞれの色があって、一緒にいたらだんだんと自分色がわかってきました。やっぱり、憧れた人と一緒にいる事が重要だと思います。

なるほど。

まず、いろんな憧れた人に会いに行く事。講演会でもいいです。いっぱい会う事。テープもいっぱい聴きました。もう全部喋れるかも知れないです。あと、進化している人、変化し続けている人に会いに行く事。そういう人って、生きているもの全てが芸術なんですよ。まず会って、学ぶ。出会えなければ本を読む。それで自分の色・個性が分かってきたら、あとは本当の自分に挑戦するだけです。

確かに僕も同様の経験がありますね。僕自身もそういう学びを10年位してきて、いろんな人に会ってきました。竹田和平さんに会って思ったのは、やっぱり和平さん自体が常に変化しています。無邪気さもたくさんあるし、そのまんまで生きている。僕はその和平さんの進化に、ずっと触れていたい。それに応じて自分の個性が見えてくるのかと思っています。和平さんは和平さんの色があるし。大志さんは大志さんの色がありますよね。それが面白い。
人によって学ぶ時期とか、学ぶ時間は全然違います。ただ、中にはある時期、突然「分かっちゃった!」って人もいます。いきなりね。逆にずっと分からない人もいる訳ですが、それに対してはどうお考えになられますか?

インスピレーションが来る人は絶対どこかで「変わりたい!」って、決意したんですよ。決意して「俺変わる!」って決めた時期は絶対あるんですよ。それが具現化するのが、例えば1年半後かもしれないし5年後かもしれない。私は、その決意の連続ですよ、毎日。

結局、人間がずっと変化し続けるという事は、常に新たな決意をし続けているという事なんですね。だからいろんな個性が自分で鮮明になったとしても、その色の輝きを増す為に、どんどん毎日進化させる為に、変化させる為に決意しているという事ですね。

そうですね。

大志さんの中で習慣としている事は何かあるのですか。

瞑想ですね。自分の心に聞くことしかやってないですね。瞬間、瞬間、自分の心に聞く、ハートの声を聞くということをしています。

なるほど。

例えばAとBあります。「どっちが気持ちいいんだろう?」という問いかけをするんです。理論を抜いてです。すると、「Aの方がいいな」って気付くんです。だったら、全てをそっちだけの人生で生きていく事にしています。他人には「普通に考えたらBだろう?」って言われますよ。でも、常に、「自分の心に素直に生きる」って決めたんです。

どんなに周りに反対されても、気持ちいい方を選ぶと。

そうですね。まだ選べない時もありますよ。でも、だんだん選べるようになってくる。選び続けていくと、やっぱり進化していくんです。始めからそんな自由に選べないですよ。なので、やはり習慣化が重要なんです。

なるほど。

それと一個、一個を選択する勇気。めちゃくちゃ勇気が必要なんですよ。どう考えても、「Bだろう!」と頭では思うのに、「いやAだ!」と心が言うから。だからそれをもう「ハートから感じたままに生きよう!」って決めている。実行するには勇気が必要ですよね。だから、勇気も習慣化しないとできないと思うんで、いつだってハートに聞いています。
ハートはもともと透明な水晶のように透き通っているんです。でも、自我が強いと汚れているんですね。自我がもちろん悪い訳ではないですけども、やっぱり余分な知識のせいで汚れが付くんですよ。いいものも付くんですけど、余分なものも付くんです。その余分なものを手放していく。するとクリアな水晶を見るような感じで自分の心に問えるんです。普通だったらこうしなくてはいけないもの、頭で考えるものを全部手放すようにしています。

すごいですね。

汚れた水晶を、勇気を持って磨くことによって、綺麗になっていくんです。始めから優れた直感力というのはないんですよ。それが一回ずつやる事によって、経験する事によって綺麗になるのですね。だから、始めは間違います。でも間違えても、続けることによって必ず進化していくんですよ。

ありがとうございます。最後に貯徳時代の読者に向けてメッセージをお願いします。

まず、恐れないでいて欲しいってことですよね。地球は良くなるしかないんです。今は、良くならないっていう想念で、良くない地球を作っちゃっています。みんなの集合意識で。今の地球の未来は自分たちが作っているんです。だから安心して欲しい。純粋に「人を幸せにしたい!」だとか、「自分が幸せになりたい!」だとか、そういう『愛ある夢を』持ってください。「こうしなきゃいけない」という目標的な夢の事を、僕は「恐れの夢」と言っているのですが、これは大概はゴールを遠くに持っていくんですよ。でも「愛ある夢」は今できる事なんですよ。生き様なんです。だから夢は叶えようとするものではなく、生きるものなんですよ。だから、『愛ある夢を」持って今を生きて下さい。それで全ては、よき方向に進化し続けます。

本日はありがとうございました。
【こちらから音声も楽しめます。】
http://www.da-na.jp/tokinodanna/tokinodanna200812.mp3